筆記者 アルファム
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ネバンプレスの子供がサンタに会ってみたいと母親にせがんでいた。 このご時世だ、子供の夢は叶えてやりたい。 まずは子供が欲しがっていたものを手に入れ、プレロマで『クリスマス』について調べる。 ケーキとご馳走とプレゼントとサンタ……髭を生やした男性か。プレゼントはあるし、ご馳走は……とっておきの鶏肉があるからこれでいいか。ケーキはウイリルとクーロンさんが焼いてくれるらしい。 あとサンタ役の男性だが、私やイルフェスがつけ髭をしたところで違和感しかなかろう。それにサンタとはご老人らしいから、私たちでは無理がある。 ……髭を生やした、それなりに年のいった男性か。私には一人しか思い付かない。 失礼を承知で一度頼んでみよう。 | |
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筆記者 アルファム
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赤い塔を登り、なにやら開けた場所に出た。というか、回りに壁もなく、下を覗きこむと登ってきたはずの階下のフロアも見えない。 ダンジョンを構成する床は人一人分くらい幅の階段でしか繋がっていない。 ……ここを登っていかなければいけないのか。 | ||
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筆記者 エレニス
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わたしとケイシーにとてもなついてくれていた女の子がいました。 その子、アリアちゃんはとても歌が上手でいつかセティア様の後継になるんだと毎日歌の練習をしていて、ケイシーと二人でよく歌っていたんです。 ……でも久しぶりに会ったアリアちゃんからは声が失われていました。 ポロポロ涙を流しながら差し出された手の上にはマレアイアを出る時に贈った星の髪飾りが、無惨に壊れたままのせられていました。 魔物に襲われたさいに声と共に損なわれてしまったそうです。 ……なんとかしてあげたいのですが、わたしに何が出来るのでしょうか。 | ||
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筆記者 ウイリル
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寒がりの人に鳥の羽を集めてほしいと頼まれた。羽毛布団を作りたいんだって。 それだけの羽を集めるのはすごく大変だった。羽を汚さないように気をつけて戦う必要があったし、剥いでる間に体は羽毛でもわもわになるし……。 集め終わった時には疲れ果ててたよ。 | ||
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筆記者 イルフェス
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女性恐怖症のリハビリ代わりにと、ウイと一緒にマレアイアに依頼の品を届けてきた。 新しい店の商品にするというそれは蛇皮のマフラーだった。 ……うん。これってまんま蛇だよな? 皮をなめしただけだからヌメーッとスルーッとしてるし、何か装飾を足したわけでもないから蛇をそのまま巻き付けてるようにしか見えねえ。 こんなのでも需要があるって……。女ってよくわからない。 | ||
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