親友との語らい
1
レクス よう、ユミル。久しぶりに勝負しないか。
ユミル 勝負って、ダーツの? ……レクスも知ってるでしょ、僕のノーコンぐらい。
レクス でもよ。南の奥義を教えてもらったんだろ。今ならいい勝負ができるかもしれないぜ。
ミエリ そうだよ。前はどうか知らないけど今のユミルなら大丈夫だよ。
ユミル うーん。ならやってみようかなあ。
レクス よし! こんなものか。
ユミル 相変わらずすごいねえ。ナナイさんに弟子入りさせてもらうとかしない?
レクス ……あの姐ちゃん、なんかおっかなくないか。なんていうか、得体が知れないっていうか……。
ユミル 違うよ。あれはミステリアスっていうんだよ。
レクス ……お前は、女に対しては褒め言葉しか吐かないよな。
ユミル え? そう……なの?
レクス 自覚なしかよ。そう思わせ振りなセリフばっか振り撒いてたら、いつか墓穴掘るぞ。
ユミル ……うーん。だってファナが健気でドロテアが可愛くてナナイさんが美人でシルフィが綺麗でラウカが優しいのは本当のことだし。
レクス お前……それを本人に言ったり……。
ユミル してるけど?
レクス ……コナかけてる自覚もつもりもないんだよな。
ユミル へ?
レクス わかんねえならいいさ。
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Scribble <2008,12,07>